FXは、ファンダメンタルズやテクニカル分析が必須です。この後の項目で詳しく説明していきますが、その前に、FXは「心理戦」だということを知っておいてください。どんなに分析に長けているとしても、思ったとおりに相場が動くとは限りません。経済状況がよくても下がるときがありますし、その逆もあります。
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それでは、「心理戦に勝つにはどうすればよいの?」という疑問がわきますよね。答えは二つあります。
ひとつは、抽象的ですが、ミーハーになるということです。大きく勝とうとして下がっている途中で買うなど、個性を発揮してはいけません。みんなの様子をみてからアクションを起こしてください。
もうひとつは、トレンドに敏感になることです。経済指標の中にも、大きく相場に関係するものと、そうでないものがあります。その時々によって違うので、その都度自分がついていかなくてはなりません。最近では、株価と連動していたり、中国株に注目が集まっていたりします。感じる力が必要です。つまり、「為替相場は正しく動くとは限らないので、みんなと一緒にいましょう」ということです。
原理としては、売る人より買う人が多ければ上がり、買う人より売る人が多ければ下がります。ある意味為替は独立した存在。頭で考えるだけでは不十分です。
長く相場に携わっている人が、よく“勘”も大事だといいます。心理戦に勝つための決め手となるものです。ですから、分析に頼るだけではなく、“勘”も養ってください。勘がついてくれば、心理戦の勝率が上がります。
FXと確定申告
為替を動かす要因として、イベントとハプニングがあります。ファンダメンタルズに含まれるのですが、市場参加者なら誰でも知っていることなので、特筆しておきたいと思います。
■イベント
イベントとは、大統領選挙や経済指標の発表など、予定されている催しです。小さいイベントは毎日何かしらありますが、要注意なのは大きなイベントです。
中でも、絶対に覚えておいてもらいたいのは、「米国の雇用統計」です。特に、「失業率」と「非農業部門雇用者数」に注目しましょう。これは、毎月第1金曜日の22:30(サマータイム時は21:30)と決まっていて、その日は相場が乱高下します。短期でのテクニカル分析は意味を失い、それまでの小さなイベントの結果がよかったとしても打ち消されてしまいます。
そのほか、最近では、オバマ大統領の当選や日本の政権交代が、相場に影響を与えました。G7など国際会議での内容や、要人発言もイベントの1部となるので、アンテナを張っておきましょう。
■ハプニング
ハプニングとは、突然の事件です。ここ数年では、「米サブプライム問題発覚」「リーマンブラザーズ破綻」などがありました。アメリカ経済悪化を背景に予測できたともいえますが、やはり突然のニュースで衝撃が走りましたね。そのとき、相場は1気に下がり、ここでも、細かいファンダメンタルズやテクニカルは機能を失いました。
ハプニングの例として、他に、自然災害や戦争(紛争)などもあります。こまめにニュースをチェックして行方を見守っておきましょう。
イベントやハプニングがこれほどまでのインパクトを与えるのは、未来への心理が働くからです。通常分析は過去の結果であり、「今のところの良し悪し」しかわかりません。しかし、イベントやハプニングは、「これから好転する」「これから悪化する」という期待感や不安感を生むきっかけとなります。